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実家にいた頃、自分のスマホ代がいくらだったか答えられますか。
家族のプランに入っていたなら、答えられないかもしれません。請求は親のところに届いていたので。
一人暮らしを始めると、その金額が急に自分の家計の一項目になる。
この記事では大学生のスマホ代の平均額と、実家を出ると何が起きるのかを調査データで確認します。家にWi-Fiを引くかどうかで、この金額は動きます。
【結論】大学生一人暮らしのスマホ代、平均はいくらか
下宿生(一人暮らしの大学生)の電話・通信費は、月4,315円です。
(2026年8月12日時点/全国大学生活協同組合連合会「第61回学生生活実態調査 概要報告」調べ。2025年10〜11月実施、有効回答13,277人・回収率18.0%)
同じ調査で、この4,315円は支出全体の3.1%、前年からは995円の増加。
年に直すと51,780円です。スマホ1台に、教科書でも旅行でもなく、5万円を払っている計算になる。
なお出典では項目名が「電話・通信費」です。この記事でも以下その名前で通します(「スマホ代」と厳密には同じではないので、呼び分けずにおきます)。
実家にいたときと比べてどれくらい増えるか
正直に書きます。「平均で月◯円上がる」という数字は、この記事では出しません。
同じ調査の自宅生側に、電話・通信費の金額を概要報告のなかで見つけられなかったからです。差額を出すには自宅生の数字が要るのに、その片方がないとさすがにキビシイです。
代わりに、もっと自分に近い見方を置きます。
実家にいたとき、スマホ代を1円も自分で払っていなかった人はどうか。その人にとっての増加分は、平均との差ではなく4,315円まるごとです。
体感の差は、金額の差より大きいかもしれません。
実際私も実家暮らしのうちはスマホ代を払わなくてよかったので、一人暮らしを始めてから負担の重さをひしひしと感じました。
この4,315円の中身は、家にWi-Fiがあるかないかで大きく変わります。判断基準は別記事にまとめました。
▶ 一人暮らしに固定回線はいらない?初期費用込みで総額比較
なぜ一人暮らしになるとスマホ代が上がりやすいのか
理由は2つ。契約の話と、生活の話です。
家族割グループから外れて単独名義になる
キャリアの家族割は、回線数が多いほど1回線あたりの割引が増える仕組みになっています。
ドコモの「みんなドコモ割」は、同一ファミリー割引グループ内の対象回線が2回線で550円、3回線以上で1,100円の割引(ドコモMAX・ドコモ ポイ活MAX・ドコモ ポイ活20は3回線以上で1,210円)。2026年8月12日時点、NTTドコモ公式サイト調べ。
つまり、人数そのものが値引き。
自分が抜けると、この割引が消える。しかも減るのは自分の分だけじゃない。
グループが3回線から2回線になれば、残った家族の割引額も1,100円から550円に下がります。抜けるときに一言相談しておいたほうが平和ですよね。
自宅にWi-Fiがあるかないかでデータ通信量が変わる
実家に光回線があった人は、家にいる間の通信はほぼWi-Fi経由だったはず。動画も課題も、ギガを気にせず流せていた。
一人暮らしの部屋にWi-Fiがなければ、その分がまるごとスマホの通信量に乗ってきます。
夜にドラマを1本見る。オンライン授業を受ける。課題の資料をダウンロードする。
実家では数えなくてよかった通信が、全部ギガの残量に響く。ここが相場を左右します。
Wi-Fiあり/なしで変わるスマホ代の相場目安
「Wi-Fiの有無で平均何GB変わるか」という統計は、探しましたが見つけられませんでした。なので推測の数字は出しません。
代わりに、プランと回線の実際の値段でいくら変わるかを置きます。ここは公式サイトで取れるので。
固定回線ありの場合の目安
家にWi-Fiがあるなら、スマホ側は中容量で足ります。
ahamoの基本プランは30GB・月2,970円(税込)。国内通話は5分/回まで無料込み(2026年8月12日時点/ahamo公式サイト調べ)。
ただし、ここに固定回線の月額と工事料が別で乗ります。
ドコモ光(1ギガ・2年定期契約)のマンションタイプが月4,400円、新規工事料は28,600円(同日/NTTドコモ公式サイト調べ。工事料は設備状況で変動)。
スマホ代だけ見て「安く済んだ」と判断すると、通信費全体では逆転します。2,970円+4,400円で、月7,370円。
固定回線なし・スマホ回線だけで完結させる場合の目安
大容量プラン1本に寄せる形になります。
ahamoなら大盛りオプションで110GB・月4,950円(同日・公式サイト調べ)。基本プランに1,980円を足す形です。
この1,980円が、実質の「固定回線代わり」の価格。
光回線側は月4,400円に工事料28,600円が乗るので、月額だけで2,420円の差がつきます。1年で29,040円、工事料を足せば初年度は5万円超。
もちろん速度も安定性も同じではないし、部屋の電波状況次第でひっくり返る話です。それでも、比較の土俵の広さはこれで見えるのでは。
一人暮らしで固定回線を引くべきかどうかは、初期費用まで含めた総額で判断が変わります。切り分けの条件を6項目に分けて診断できる記事がこちら。
▶ 一人暮らしに固定回線はいらない?初期費用込みで総額比較
大学生の生活費全体の中でスマホ代はどのくらいの割合か
電話・通信費が支出に占める割合は3.1%。住居費の40.2%、食費の21.6%と並べると、順位はかなり下です。
| 項目 | 下宿生の月額 | 支出に占める割合 |
|---|---|---|
| 住居費 | 55,452円 | 40.2% |
| 食費 | 29,853円 | 21.6% |
| 教養娯楽費 | 12,480円 | 9.0% |
| 電話・通信費 | 4,315円 | 3.1% |
| 書籍費 | 990円 | 0.7% |
| 勉学費 | 961円 | 0.7% |
(同調査。概要報告に金額の掲載があった項目だけを載せています。支出合計・日常費・交通費は概要報告から金額を確認できなかったため、この表には入れていません)
割合だけ見れば小さい項目。でも住居費と食費は簡単には削れません。
一度手を入れれば毎月自動で効き続ける、という点でスマホ代は割のいいターゲットです。下げ幅の具体的な数字は次の章で。
スマホ代を下げる具体的な方法
やることは3つの順番で決まります。
- 今の月間データ使用量を実測する(キャリアアプリで直近3か月分を確認)
- その使用量に合うプランを探す
- 家のWi-Fiの有無とセットで通信費の合計を出す
1を飛ばしてプランを変えると、ギガ不足で追加購入することになり、結局前より高くつくことがあります。順番を守るだけで避けられる失敗ですよね。
格安SIM・オンライン専用プランへの乗り換えでどれくらい安くなるか
大学生協連の平均が4,315円、ahamoの30GBが2,970円。単純比較で月1,345円、年16,140円の差です。
年16,140円。教科書2〜3冊分と考えるか、旅行1回分と考えるかは人それぞれだけど、「気づいたら消えている額」としてはそこそこ大きい。
もちろん平均額の中身(プラン、端末代の分割が含まれるか等)は公表資料から分からないため、この差額はあくまで目安。自分の請求書の内訳と並べて初めて意味を持ちます。
端末代の分割が残っている人は、それを引いた「通信料だけ」の金額で比べてください。ここを混ぜると判断を間違えます。
よくある質問
実家のファミリープランのままでも大丈夫?
キャリアによって条件が違います。 「家族割は同居が条件じゃない」と一律には言えません。
- ドコモ: ファミリー割引は代表回線から三親等以内の親族が対象で、同居・別居を問わずグループを組めます(2026年8月12日時点/NTTドコモ公式サイト調べ)。実家を出てもグループに残れる。
- au: 家族割プラスは、2025年7月1日から住所の異なる家族も申し込めるようになりました。ただし別姓・別住所の場合は店頭での手続きと、家族関係を証明する書類が必要です(同日/au公式サイト調べ)。手続きの手間はドコモより重いので、引っ越し前に確認しておきたいところ。
- ソフトバンクほか: 今回、公式サイトで条件を確認できませんでした。断定できないので書きません。契約中の人は公式サイトかショップで直接確認してください。
一人暮らしを始めた瞬間に契約を変えなければいけない、ということはない。支払い名義を自分に変えるかどうかは、家族と相談して決める話です。
家族割を抜けると逆に高くなる?
自分の割引が消え、残る家族の割引も下がる可能性があります。ドコモなら3回線から2回線になると、1人あたり1,100円から550円へ。
なので比較すべきは「自分の新しい月額」ではなく、家族全体の合計額です。
計算してみて意外だったのはここでした。自分が2,000円安くなっても、家族2人がそれぞれ550円上がれば、家全体で浮くのは900円だけ。
自宅にWi-Fiがない場合、スマホのギガはどれくらい必要?
正確な必要量は、自分の直近3か月の使用量を見るのが一番早い。「Wi-Fiがない一人暮らし大学生の平均データ使用量」という信頼できる調査は見つけられませんでした。
実家で使っていた感覚は当てになりません。家のWi-Fi分がスマホに移るので、実測してから決めてください。
この記事の平均額は、どこまで信用できる?
使った調査は大学生協連の1本だけです。理由は単純で、大学生・下宿生に絞った通信費の一次情報がほぼここにしかないから。総務省の家計調査にも単身世帯の通信費はありますが、対象が全年代の単身世帯で、原典から大学生分を切り出せませんでした。(探すのに結構な時間を使ったので、この一文は供養です)
そのうえで、数字の限界も書いておきます。
- 大学生協のある大学の学生が回答者の中心。全大学生の代表値ではない
- 「電話・通信費」に自宅の固定回線・光回線の料金が含まれるかは、概要報告から確認できず未確認
- 支出合計・日常費・交通費など、概要報告に金額の掲載がない項目は本文でも表でも使っていない
まとめ|自分のスマホ代が平均より高いか、まず内訳を確認しよう
- 下宿生の電話・通信費は月4,315円、支出全体の3.1%、前年比+995円(大学生協連・第61回調査)
- 自宅生側の金額は概要報告で確認できず、「平均で月◯円増える」という差額は出していない
- 上がる理由は家族割からの離脱と、自宅Wi-Fi分の通信がスマホに乗ること
- 家族割を抜けるか迷ったら、見るのは自分の月額ではなく家族全体の合計額
- 判断の起点は平均額ではなく、自分の請求書の内訳と直近の使用量
今日やるなら、キャリアアプリを開いて直近3か月のデータ使用量を見るところまで。5分で終わります。
そのうえで「家にWi-Fiを引くか、スマホ1本で済ませるか」を決める段階に来たら、初期費用込みの総額比較をどうぞ。
▶ 一人暮らしに固定回線はいらない?初期費用込みで総額比較

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